田舎街のタクシードライバー

人生の折り返し地点!吉と出るか凶と出るか?

2023年8月収入!

 

アフェリエイト収入 1,476円(A8ネット)

           1,158円(楽天

           3,131円(もしも)

 

ヤフオク       2,811円(JR東日本関連)

 

③給与(タクシー)   9,9453円(手取り)

 

    総額 ¥108,029


ん~、研修期間とは言え厳しいですね。現在、時給1,000円に昇格したとはいえ・・

今月は明らかに赤字です。

 

田舎、そして観光地のタクシードライバー歴1ヶ月半。金銭的にまだまだ生活圏内に突入出来る日は遠いようです。

 

 

 

交通費でません・・


タクシードライバーになるにはどんな田舎町でも運転者登録が必要との事。その為2日間の講習に行って来ました。

ここ山梨県では月2回、笛吹市という所で行われます。我が家から55km程の距離があり、高速を使って約45分。東京の感覚からすると真っ先に「電車」を思い浮かべると思いますが、本数には限りがありしかも現地に最寄りの駅はなく、はなっから駐車場の案内図を渡された次第です。

朝9:00から始まるという事もあり、渋滞を想定して7:00過ぎに自宅を出るもあっさり8:00前には到着していました。偶然かも?と思い翌日も同じような時間に出発するも同時刻には到着。県庁所在地である甲府市を通り越してのゴール地点にもかかわらずの結果です。「高速つかう意味なかったな・・・」

そして地獄の2日間の始まりです。20畳ほどの狭い空間に総勢8人の受講生。女性2人、平均年齢は50歳といった所でしょうか。お昼休憩を挟んで9:00~16:00までず~っとお話を聞いて小テストを受けるだけ。○×問題10問。初老の講師の方は事務的にテキストを読み進め、余計な話は一切せず淡々と時間だけが過ぎていく・・・学生の時に味わった「あの感覚」がふと蘇ってきたのは言うまでもありません。「ね、ね、眠いっす」「お、お、お尻痛いっす」

しかし我々8人の戦士は大人です。学生ではありません。社会人を何年も経験してきた立派な大人です。堂々と眠るなんて失礼な事は断じて致しません。みなさん上手に前の人に隠れたり、下を向いて顔を隠したりして「10%の意識」はかろうじて保っていたようです。

尚、東京など13指定地域では講習の他に((法令、安全、接遇及び地理)の試験に合格する必要があります。それを考えると山梨県はゆる~い部類に入りますね。


受講料:15,000円
登録料:3,500円

料金は地域によって違うようですが、流石に会社が負担してくれました。田舎町の小さなタクシー会社ですから自腹も覚悟していましたが・・・交通費は当然の様にもらえませんでしたけどね。後から聞いたら「これが田舎町のスタンダードなのさ」なんて事をアイツが言ってました(前回のブログを参照下さい)。

2日目の最後に認定書と乗務員証が授与されます。この乗務員証と社内研修が終われば一人で営業に出る事が可能。私の場合、あと2日程研修がある予定でしたが・・

次回は「あれ、隣に誰もいない!」をお送りします。

ちなみに2023年8月からタクシー内に掲示される「乗務員証」が変わりました。車内方向には会社名のみ表示。「カスハラ」「ストーカー」対策の一環だそうです。


マウントとってくる輩あらわる!

田舎の小さなタクシー会社に就職。スクールバスと市バス、オンデマンドバスと言われる予約制のバスも運行しています。その中でタクシー部門は8人程。他のバス会社に勤めながらパートタイムでたまに来る方もいるようです。更にはキャンプ場を今年から始めた人もいるようで、是非お目にかかってお話を聞きたい所です。

そういえば面接の時に「うちの会社は副業可能なので隠さなくていいよ」なんて社長から言われた事を思い出しました。


ー研修1日~3日目ー

先輩ドライバーの助手席に座って流れをつかむ。一日4時間の行程です。運転する事はなくひたすら横で見守る日々。田舎ならではの牧歌的な会話が聞こえてきます。

ー研修4日~8日目ー

実際にハンドルを持ちます。道は助手席にいる先輩ドライバーが細かく教えてくれるので「非常にぬる~い研修期間」が過ぎていくと思っていた矢先に・・・研修5日目に現れた「東京でタクシードライバーを20年勤め、6年前に八ヶ岳南麓に移住して来たという輩」の登場です。

仮にこの方をJ氏としましょう。年齢は50代半ばといった風情で、彼の特徴はとにかくマウントをとってくる所にあります。田舎の会社を絶えず下に捉え「東京では○○稼いでた」とか「東京ではワンランク上の黒塗りタクシーに乗ってた」とか「やっぱり東京のタクシー会社と田舎では比べ物にならない程陳腐な会社だ」なんて聞いてもいない事を助手席で吠えまくるんですよ。

挙句の果てに「○○さん、タクシー初めてなんでしょ。分からない事があったら俺に聞いてよ。社長なんかじゃ話にならないからさ」なんて事をおっしゃる。更には「かしこまりました」ってお客様に返事しようね!なんてのたまう始末。心の中で思う私、

「そんな事いってるのお前だけだよ」

J氏についた苦痛の2日間。最後にど~しても疑問に思った事をぶつけてみました。「なんで東京のタクシー会社を辞めて移住したんですか」

J氏曰く「田舎のタクシー会社に憧れてたんでよね」・・・・えっ!?あれっ。・・・果たしてこの言葉に深い意味はあるのだろうか。単なる買い被りすぎか。ま~どちらにしても要経過観察のような人物です。J氏以外の方は地元の方で非常に穏やかな感じはするんですが・・・。

休み明けから2日間の講習が始まります。次回は「地獄の2日間」をお送りしますのでお楽しみに!

ちなみに山梨県には個人タクシーが走っていません。「人口が概ね30万人以上の都市を含む営業区域」でないと許可が下りないそうです。



2023年初夏、人生の豊かさを追い求めて・・

人生の折り返し地点にて思った事。「時間にゆとりのない生活はそろそろ卒業しようかな」っと。東京での仕事に見切りをつけて田舎町に完全移住してみました。7年間2拠点生活を経ての決断です。

八ヶ岳南麓(山梨県北杜市)、妻一人、わんこ2匹の生活。そして選んだ仕事は「さすらいのタクシードライバー」!現在、研修中という事もあり時給898円也。山梨県最低賃金です。果たして暮らしていけるのだろうか?

このブログでは田舎町の「人間模様」「月々の収支」「人生の豊かさ」「タクシードライバー日誌」などを赤裸々に綴っていこうと思います。

高原のとある風景

写真のような風景を見ながら現在研修に励んでおります。毎日、入れ替わる先輩方からの指導に一喜一憂しながらも思いのほか忙しいお仕事だなと痛感している今日この頃。

八ヶ岳南麓(なんろく)は田舎町ではありますが、その一方で観光地という側面があります。ひっきりなしに入って来る予約無線の嵐。ゴールデンウィークや夏休み、紅葉の季節は「ゆっくりご飯食べてる暇ないのよね~フフフっ(おばさん指導員:談)」なんて事を飄々とおっしゃる・・・。

「マジか・・聞いてないよ・・」

勿論、お金も大事ではありますが・・それ以上に大事にしたい事があるって面接の時社長に伝えたのにな~。

といった感じで早くも凹んだ気分ではありますが、この美しい風景と美味しい空気に包まれながら「絶対にこの決断は間違っていない」と信じて第二の人生を楽しんで生きたいと改めて思いました。

もう後戻りはできませんので・・

応援の程、宜しくお願い致します。